教員紹介

古隅 弘樹研究室

データ科学コース

古隅 弘樹准教授

Hiroki FURUZUMI

修士(経営情報科学)(神戸商科大学)

2001年より神戸商科大学情報処理教育センター助手として着任。
兵庫県立大学経済学部准教授を経て現職。
途中、統計数理研究所客員研究員(2010年)。
神戸商科キャンパスでの情報処理教育に携わる。

【研究分野・テーマ】

以前は統計調査報告書などの書誌情報(カタログ)のデータベース構築を行っていたが、近年は省庁が実施する産業統計の個票情報(統計法に基づき使用許諾を得た一次データ)を用いて、異なる統計調査における客体(事業所や企業)を同定して個票情報を接合した統合データベースの構築に携わり、単独の統計調査では不可能だった多角的な分析を可能にした。

公的統計の一次データの利用には統計法の制約が厳しいものの、調査客体が同定されないように秘匿処理された匿名データの利用や、報告書で公表されていない独自の集計を依頼できるオーダーメイド集計、報告書の集計情報を容易に取得できる政府統計の総合窓口(e-Stat)の運用開始など、公的統計の二次データの利用の門戸は従前に比べて大きく広がっている。データベースの構築技術の修得や様々な統計データの利活用は、データサイエンティストに求められるデータ処理や分析に関する応用能力を涵養できる。

経歴、専門分野、研究内容、研究業績、学外活動など、より詳しい内容は兵庫県立大学の研究者データベースをご覧ください。