加藤直樹教授・研究科長が日本オペレーションズ・リサーチ学会 近藤賞 を受賞しました
2023年3月8日(水),加藤 直樹 教授 (情報科学研究科長) が日本オペレーションズ・リサーチ学会より「第9回近藤賞」を受賞しました.この賞は,広い意味でのオペレーションズ・リサーチ(以下,OR)の分野の理論および実践に関して傑出した業績を挙げた個人またはグループに対して贈られる日本OR学会最高峰の賞となります.
これまで加藤教授は,ORの主要な分野である数理最適化,アルゴリズムや計算機科学における理論的な研究,ならびにORの諸手法の応用的研究を行なってきました.特に今回の受賞に当たっては,計算幾何学やグラフ理論への貢献,資源配分問題や避難計画問題などを通した組合せ最適化分野への貢献,企業との共同研究に基づくデータマイニング分野への貢献などが顕著であると認められました.
また,研究についてのみならず,OR人材の拡大における貢献も高く評価されました.加藤教授は,2019年には本学社会情報科学部初代学部長に就任,2021年には本研究科初代研究科長に就任するなど,本学の新学部,新研究科設立に関して中心的な役割を果たしてきましたが,このような新組織設立のORの研究・教育における重要性が認められました.
以上の理由から,加藤教授のORの研究・教育を通じて学会のために果たした業績はきわめて顕著であると評価され,今回の受賞となりました.