島 伸一郎研究室
2005年に京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻博士後期課程修了後、
海洋研究開発機構地球シミュレータセンター研究員を経て、2011年より現職。
理化学研究所計算科学研究センター客員研究員。
【研究分野・テーマ】
・世界最先端の気象モデルの研究開発:天気予報や気候変動の予測には大きな不確実性が伴います。
シミュレーションモデル自体の信頼性が低いことが1つの要因になっています。
我々は、超水滴法(Super-Droplet Method)という独自に開発した先進的技術を使い、高精度な雲解像モデルの研究開発を行っています。
また、この技術の 火山噴煙や煙惑星形成などの他分野への応用や、産業利用も進めています。
・複雑系シミュレーションの探究:人間社会や生物現象といった複雑な系の未来予測は非常に難しいです。
複雑な現象をシミュレーションする方法について、モデリング方法、計算手法、観測データの扱いなど総合的な観点から研究を進めています。