教員紹介

栗原 淳研究室

情報セキュリティ科学コース

栗原 淳准教授

Jun KURIHARA

博士(工学)(東京工業大学)

東京工業大学大学院 修士課程を修了後、通信事業者の研究開発や技術系企画の業務に従事しました。その後、研究開発系スタートアップの主任研究員と、兵庫県立大の准教授のポジションを得ています。研究開発からソフトウェアの製品化、通信サービス開発のプロマネ、標準化から教育まで無差別にやってきました。現役のソフトウェアエンジニアです。

「セキュリティエンジニアリング」について基礎から応用までなんでも手広くやっています。基礎分野では、情報理論・符号理論を利用した安全な通信プロトコルの開発、その理論限界値の研究がメインです。応用分野では、社会に適したネットワークアーキテクチャやその機構を考えることが多いです。新しいシステム考えて、モデル化して実用に耐えるかどうか試したり、コーディングしてPoC (Proof-of-Concept)をするというのを、色んなところでやっています。一緒に研究領域を広げてくれる方を待っています!

2006-2016年(株)KDDI研究所 研究員
2016-2017年 KDDI(株)モバイル技術企画
2013-2014年 Palo Alto ResearchCenter滞在研究員
2018年-(株)ゼタント 主任研究員
2020年-(株)国際電気通信基礎技術研究所 客員研究員
2013年 電子情報通信学会 学術奨励賞
2014年 電子情報通信学会 論文賞・喜安善市賞

【研究分野・テーマ】

主に「通信・ネットワークシステム」を対象として研究を行っています。

・符号理論・情報理論を応用したセキュリティ要素技術の理論限界と構成手法の研究
–> 秘密分散法
–>(セキュア)ネットワーク符号化
–> 秘匿検索手法 (Private Information Retrieval; PIR)

 

・新しい計算・ネットワークアーキテクチャとそのセキュリティ・プライバシの研究
–>情報指向ネットワーク (Information-Centric Networking; ICN)の検閲回避手法
–>Multi-Access Edge Computingのセキュリティ・オペレータ保護手法

 

・通信における軽量・効率的なセキュリティプロトコルの研究
–> 超高速秘密分散プロトコル

最近興味がある分野や、経歴、専門分野、研究内容、研究業績、学外活動など、より詳しい内容は兵庫県立大学の研究者データベース、もしくは以下のサイトをご覧ください。

For the information in English, please refer to the lab’s website and my personal website.